睡眠不足は「寝溜め」で解消できない?「寝溜め」ができない理由!

最近、睡眠不足が続いていますか?「平日は、仕事が忙しいからついつい睡眠時間が短くなりがち、でも、週末に“寝溜め”したら、回復できるはず!?」でも、いつもと変わらない時間に目が覚めてしまうことありませんか?寝溜めができないのは、ちゃんと理由があったんです。

 

■:睡眠不足は「寝溜め」で解消できない理由が判明!

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予定のない”お休み”。「普段の睡眠不足の時間もたくさん寝よう!」と思って、ベッドに入ったのに、いつもと同じ時間に目が覚めてしまうことありませんか? 就寝からずっと眠り続けて、スッキリ目覚める“寝溜め”ってできないのでしょうか?

 

ベルギーのリエージュ大学(Universite de Liege)の研究チームが、33人の被験者に42時間起きている実験結果をアメリカの学術雑誌『Science』に、発表しました。その結果から、アメリカハーバード大学医学大学院の睡眠医学の教授チャールズ・ツェイスラー 氏(Charles Czeisler)が寝溜めができない理由を発表して、話題になっています。早速、気になるニュースを確認していきましょう。

 

■:睡眠不足は「寝溜め」で解消できない理由は「体内時計」

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ベルギーのリエージュ大学(Universite de Liege)の研究チームは、33人の被験者に対して、42時間の不眠状態を作り、各被験者の注意力を調べたり、MRI検査で脳の活動能力を記録しました。結果、被験者の起きている時間が長くなればなるほど、注意力は下がり、脳内では活動が鈍くなることがわかりました。

 

また、光や暗闇に反応して眠るか起きるかを決定する「体内時計(サーカディアン・リズム)」と起きている時間が長いほど眠くなる「体内砂時計(恒常的睡眠欲)」には、相関関係があることもわかりました。

 

『Science』誌の研究結果の付随論文を作成した、アメリカハーバード大学医学大学院の睡眠医学の教授チャールズ・ツェイスラー 氏(Charles Czeisler)は、「体内時計」と「体内砂時計」の相互作用をこう説明しています。

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例えば、朝7時から翌朝7時まで、24時間起きていた後に眠ると、数時間後に目が覚めます。それは、体内時計にある“目覚まし時計”が鳴り、目が覚めるのです。24時間起きていた(体内砂時計)が、睡眠時間を決めるのではなくて、体内時計(時刻)が決めているので、目が覚めてしまうのです。

 

確かに、徹夜明けで疲れているから(体内砂時計)、すごく眠れそうな気持ちで、眠っても起きてしまうことって、ありますよね。『体内砂時計<体内時計』が理由なんですね。

 

■:睡眠不足は「寝溜め」で解消できないの?

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体内時計が朝だと判断したら、寝溜めができないことは前述した通りです。連続して眠り続けて、睡眠時間を貯金しておくことはできません。睡眠不足は、寝溜めで解消できません。

 

また、変な時間に目が覚めて、夜になると眠れない現象が起きるのは、『体内時計』の乱れからくるものです。体内時計のリズムが狂ってしまうと、不眠症になったりするので、寝溜めじゃなくて、普段より少し長めに眠ることが、大切です。

 

■:睡眠不足の人は「寝溜め」じゃなくて、少し長めに眠ろう♪

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お休み前には、“安眠対策”をしっかりしましょう。いつも睡眠時間よりも2から3時間多めに眠ることで、睡眠不足からくる疲労を回復することができます。目覚まし時計のセットを解除して、いつもよりも早くベッドに行きましょう。

 

例えば、普段は12時に眠る人ならば、お休みの前夜は10時からベッドに入り、ストレッチや読書でリラックスした状態を作りましょう。いつもよりも早く眠る体制が作られていると、安心して眠れます。寝室のカーテンを遮光カーテンにしたり、間接照明を使うことで、睡眠の質が高くなりますよ。

 

Aida Minamoto

 

 

 

【参照】

※ Sleep Regulation

※ Charles A. Czeisler

 

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